「中小企業の経営力向上マガジン」2022年11月17日号
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【本日のテーマ】
■金融機関の稟議
稟議。会社での意思決定においては欠かせない手段。
金融機関の融資の審査においても、当然、稟議は必須要件。
今回は、金融機関が融資を決める際に行う稟議について説明します。
そもそも稟議とは?
組織の意思決定において、複数のものが関与する場合で、一同に 会せないときに、文書を回覧して関与者の承認を得、総意を以って 決定する方法 (一般論です)
要するに複数の関係者の承認を得るための手段と言えます。
金融機関の担当者は、上司、融資課長、支店長、金額によっては本店の審査部などに 融資に関する稟議をあげて、承認を得て、融資の実行へと向かいます。
そこで重要となるのが、承認する側の着目点。 以下、5視点が肝心です。
1.資金使途 2.申請額の妥当性 3.返済原資 4.貸出先の信用力 5.担保などの保全
資金が必要。金融機関の担当者に連絡をした。 もしくは、担当者の側から融資の話を持ち掛けれ、話を聞いた。
そして、融資の話を進めることになった。
後は、稟議が通るように、担当者は上記の5視点を中心に会社の情報や 今までの関係、さらに今回の融資の目的などをしっかりと調べ、確認して 稟議へと向かうことになります。
資金使途は、外すと話にならないことであり、最重要事項。 いい加減はなし、正確、真実でなければなりません。
申請額の妥当性は、例えば、売上急増での運転資金であれば、 売上の推移、今後の売上の見込みとその理由などが明確になっているか どうかといったところです。
返済原資は、融資の結果が生むキャッシュによって返済できるどうかが 問われます。
そして、信用力。過去の返済実績や取り引き状況が大きくものを言います。
最後は保全。
会社の資産、経営者の資産と経営者保証の有無。さらに、個別に契約事項で保全できる どうかを検討します。
融資の稟議は、金融機関の担当者の腕の見せ所であり、優劣がでるところでもあります。 しかし、経営者側の対応の仕方一つで状況が大きく変わるものでもあります。
融資に関する稟議。さまざまに見られていることを覚えておいておくと同時に 経営者の取り組みのあり方も問われることを理解しておいてください。
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【本日のテーマ】
■金融機関の稟議
稟議。会社での意思決定においては欠かせない手段。
金融機関の融資の審査においても、当然、稟議は必須要件。
今回は、金融機関が融資を決める際に行う稟議について説明します。
そもそも稟議とは?
組織の意思決定において、複数のものが関与する場合で、一同に 会せないときに、文書を回覧して関与者の承認を得、総意を以って 決定する方法 (一般論です)
要するに複数の関係者の承認を得るための手段と言えます。
金融機関の担当者は、上司、融資課長、支店長、金額によっては本店の審査部などに 融資に関する稟議をあげて、承認を得て、融資の実行へと向かいます。
そこで重要となるのが、承認する側の着目点。 以下、5視点が肝心です。
1.資金使途 2.申請額の妥当性 3.返済原資 4.貸出先の信用力 5.担保などの保全
資金が必要。金融機関の担当者に連絡をした。 もしくは、担当者の側から融資の話を持ち掛けれ、話を聞いた。
そして、融資の話を進めることになった。
後は、稟議が通るように、担当者は上記の5視点を中心に会社の情報や 今までの関係、さらに今回の融資の目的などをしっかりと調べ、確認して 稟議へと向かうことになります。
資金使途は、外すと話にならないことであり、最重要事項。 いい加減はなし、正確、真実でなければなりません。
申請額の妥当性は、例えば、売上急増での運転資金であれば、 売上の推移、今後の売上の見込みとその理由などが明確になっているか どうかといったところです。
返済原資は、融資の結果が生むキャッシュによって返済できるどうかが 問われます。
そして、信用力。過去の返済実績や取り引き状況が大きくものを言います。
最後は保全。
会社の資産、経営者の資産と経営者保証の有無。さらに、個別に契約事項で保全できる どうかを検討します。
融資の稟議は、金融機関の担当者の腕の見せ所であり、優劣がでるところでもあります。 しかし、経営者側の対応の仕方一つで状況が大きく変わるものでもあります。
融資に関する稟議。さまざまに見られていることを覚えておいておくと同時に 経営者の取り組みのあり方も問われることを理解しておいてください。
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