「中小企業の経営力向上マガジン」2022年12月29日号
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【本日のテーマ】
■ 経営者保証
経営者保証の在り方が変わります。
新聞等でいろいろな情報が流れていますが、要点は以下の3点。
1.創業時の経営者保証を無くす。 2.経営者保証をつける際には、金融機関に説明義務を持たせる。 3.経営者保証の解除を選択できる信用保証制度を作る。
1については、現状、公庫さんでも行っているので違和感はありません。
2については、確かに当たり前のように「ハンコ」と言い、経営者側もよく 理解せずにハンコを押していたので、一定の理解はできます。
ただ「嫌だ」といったらどうするのでしょうか?
経営者保証を逆手にとって、金融機関を選ぶといったことが予想されます。
決して、悪いことではありませんが、モラルハザードの問題は出てきそうです。
経営者保証の一つの目的、債権の保全という側面だけではなく、借り手が事業に 失敗しても責任をとらなくてよい、というような考えを防ぐ意味があります。
このあたりは微妙ですね。
そして3の解除の選択できる信用保証制度。
これも良いとは思います。
しかし、一方で解除要件をはっきりさせることで、解除できない企業を 明らかにすることにもなります。
私の経験上、曖昧であるがゆえに、やり方次第といった面がありました。
さて、実際のところ、どのような形になるかは分かりませんが、 注目しておきたいところです。
最後に一点、付け加えておきます。
今の地銀、信用金庫の職員は本当に忙しい。 政府の言うことは分かりますし、金融機関も理解すると思います。
とはいえ、現場がついていけるかどうか?
こうした点も着目点となると思っています。
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【本日のテーマ】
■ 経営者保証
経営者保証の在り方が変わります。
新聞等でいろいろな情報が流れていますが、要点は以下の3点。
1.創業時の経営者保証を無くす。 2.経営者保証をつける際には、金融機関に説明義務を持たせる。 3.経営者保証の解除を選択できる信用保証制度を作る。
1については、現状、公庫さんでも行っているので違和感はありません。
2については、確かに当たり前のように「ハンコ」と言い、経営者側もよく 理解せずにハンコを押していたので、一定の理解はできます。
ただ「嫌だ」といったらどうするのでしょうか?
経営者保証を逆手にとって、金融機関を選ぶといったことが予想されます。
決して、悪いことではありませんが、モラルハザードの問題は出てきそうです。
経営者保証の一つの目的、債権の保全という側面だけではなく、借り手が事業に 失敗しても責任をとらなくてよい、というような考えを防ぐ意味があります。
このあたりは微妙ですね。
そして3の解除の選択できる信用保証制度。
これも良いとは思います。
しかし、一方で解除要件をはっきりさせることで、解除できない企業を 明らかにすることにもなります。
私の経験上、曖昧であるがゆえに、やり方次第といった面がありました。
さて、実際のところ、どのような形になるかは分かりませんが、 注目しておきたいところです。
最後に一点、付け加えておきます。
今の地銀、信用金庫の職員は本当に忙しい。 政府の言うことは分かりますし、金融機関も理解すると思います。
とはいえ、現場がついていけるかどうか?
こうした点も着目点となると思っています。
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